超高精度OCXO搭載 10MHzクロック OP21A-2〜OP20A-2
10MHz マスタークロック OP21A-2/OP20A-2 2出力版 好評販売中
型番:UPOCXO-OP21A-2 外部DC電源専用 販売価格 ￥890,100 
(在庫無し次回2025/2)
型番:UPOCXO-OP20A-2 外部DC電源専用 販売価格￥532,400
型番:LTPW02P 外部DC電源(CAパネル付き) 販売価格￥39,600
サイバーシャフトの技術と経験を結集したハイエンド向けのマスタークロックです。
超高精度OCXOを搭載し２出力でありながら価格を抑えたフラッグシップモデルです。
外部ＤＣ電源専用に加えて、次世代リニアレギュレターLT3045を３基搭載した超低ノイズ、超高PSRRのレギュレーター回路を搭載。
豪華なキャストフロントパネル付きデザイン。
驚異的な低位相雑音-121dBc/Hz(@offset 1Hz OP21A)のグレードまでをカバーしています。
★2024年8月現在、OP21A-2の特性は、オーディオクロックとして世界最高性能を誇ります。
※外部ＤＣ電源(LTPW01P)及び接続用のDCケーブルは、本体と別売です。
特徴
- 本製品は、新品のOCXOを使用し、長期校正によって抜群の安定度を持ったユニットのみを選別して搭載しました。
- OCXOユニットを、防磁プレートと遮熱ボードにより構成された堅牢なBOXにより、OCXOの性能を最大に発揮できる環境を保持しています。
- フロントパネルには、厚さ4mmの透明キャスト材を組み合わせてデザイン性を高めています。
- シャーシ底部は、2mm厚のアルミ材＋8.4mm厚の積層鉄材で合計10.4mm厚板の堅牢な制振構造となっています。また、基板周囲には、52mm厚の積層鉄材を用いた強力な防磁シールドを構成しています。
- どのような設置面でも安定できるアルミダイキャスト３点支持足を採用。4mmネジでオプションのスパイクインシュレーターへの交換も可能。
- 出力は、50Ωまたは75Ωのインピーダンスの設定が可能です。(実用新案登録済)
- 出力のGND電位を本体のGNDに接続するか、アイソレート(絶縁)するか設定できます。オーディオシステム毎に異なる複雑なGND処理を、柔軟にく対応する事ができます。(実用新案登録済)
- 外部DC電源から供給されたDCを、本機内部の超低ノイズ・超高PSRRのLT3045を最良の条件の3基構造でレギュレートします。非常にクリーンなDCがOCXOに供給されます。
- 内部基板には、通常の倍である７０μｍ厚の銅箔基板を使用。 何度も検証を繰り返した内部レイアウトは最良の状態に仕上がっています。
- オーブン回路が正常に動作してOCXOのユニット温度を管理できるLEDモニターを搭載。
- 高精度校正された測定器を用いて厳密に特性を計測。1台毎に出力部での位相雑音・アラン分散をプロットしてクロック品質を保証します。
- ２年間の無償修理保証が付いています。
超低ノイズ・超高PSRRリニア電源レギュレター
新世代リニアレギュレターLT3045の性能を究極に発揮する3基構造のレギュレター回路を搭載
外部DC端子から入力されたDCは、非常に高いPSRRが得られるLT3045を3基並列の電流を分散する回路により12Vにレギュレートされ、クリーンなDCがOCXOに供給されます。
注)PSRR（Power Supply Rejection Ratio）電源電圧変動除去比のこと。入力される電源に電源リップルがある場合に、その電源リップルを取除く能力。
出力インピーダンス 50Ω/75Ω切り換え機能 (実用新案取得済)
オーディオ機器の外部10MHzクロック入力のインピーダンスは、50Ωまたは75Ωの製品に分かれています。測定機器では50Ωが一般的ですが、オーディオ機器はワードクロックの入力インピーダンスが75Ωである事から、外部10MHzの入力も75Ωである場合が多いです。インピーダンスの整合は、反射波の発生を防ぐために有効ですので、お使いのオーディオ機器の外部クロック入力のインピーダンスに合わせる事が最適です。
弊社クロック製品は、クロック出力インピーダンスをスイッチにより、お使いの機器に合わせて75Ω/50Ωに設定出来ます。
もし、将来にお使いのオーディオ機器が変更になった場合でも、外部10MHzクロックのインピーダンス整合は確実に対応できます。
出力GND 絶縁／筐体GND選択機能 (実用新案取得済)
出力のＧＮＤ電位は「筐体ＧＮＤから絶縁」または「筐体ＧＮＤ」が切り換えできます。本機の出力のＧＮＤが共通に接地されていると、本機と接続機器のGND電位差が接続ケーブルのＧＮＤを経由して流れるためGNDループというノイズを発生させる原因となります。そのため、通常は各出力のGNDは絶縁されていた方が対ノイズには良い結果が得られます。お使いのシステムによっては各機器のＧＮＤをしっかりと大地接地を行っている場合もあります。このような各機器間のＧＮＤ電位差が無い場合には、出力ＧＮＤが筐体ＧＮＤに接地されていた方が対ノイズには良い結果が得られる場合もあります。
オーディオシステムの環境は様々ですので、ご自身の環境に合わせて最適な方法を選ぶ事ができます。本機底板には、筐体ＧＮＤ端子を備えています。
外部DC電源の供給について
本機は、外部DC電源のみで動作する仕様となっています。必ず外部ＤＣ電源をご用意下さい。弊社の専用電源(LTPW02P/LTPW05)を推奨いたしますが、お好きなリニア電源でも仕様が合えば動作可能です。外部DCの仕様は、13.5V〜16V 1Aです。
外部DCプラグ規格は、2.1mm/5.5mmとなります。通常のDCプラグも使用できますが、ねじ込み可能なジャックを使用していますので【RS製品 487-820】のプラグを推奨いたします。
( RSは、世界中で容易に入手可能です。【RS WORLD WIDE】)
搭載されているOCXOについて
世界のトップメーカーへ弊社の要求仕様により納入されたオーディオ品質に最も適した特性のOCXOを採用しました。さらに、新品のユニットが納入されてから数ヶ月間社内校正し、非常に安定した特性を持つ個体を選別して搭載しています。(メーカー名・型番は非公開です。）
OCXO特性 選別値
本製品に搭載しているOCXOは新品のOCXOユニットを数ヶ月間の校正を経て安定した個体を使用しています。 オーディオ用のクロックとして最適な選別を行うために、位相雑音特性および、より精査が可能な短期安定度（アラン分散）との総合的な評価を行っています。
内臓OCXOユニットの出力特性のみの計測では製品の評価は出来ません。弊社の校正の測定は、OCXOユニットの出力を直接では無く、バッファー回路も含めた全ての性能を評価する為に製品の出力端子から計測されています。
＜グレード選別値＞ PN = 位相雑音 ADEV=アラン分散
| 製品グレード | PN offset 1Hz | PN offset 10Hz | ADEV TAU=1sec |
|---|---|---|---|
| OP21A-2 | < -121dBc/Hz | < -140dBc/Hz | < 1.6E-13 (0.00016ppb/s) |
| OP20A-2 | < -120dBc/Hz | < -140dBc/Hz | < 1.95E-13 (0.000195ppb/s) |
※以前に公表していたグレード別参考値の値を、弊社で実際に使用している選別値に変更して公開いたしました。既に販売された全ての製品は、この表のOP選別値で出荷されています。
上記値は、一般的なカタログ値(Typical)では無く個別に計測した保証値ですので、製品の品質は一定です。いわゆる「はずれ」はありません。
※位相雑音オフセット1Hzの値は、平均化誤差を回避するためオフセット1.000Hzから1.099Hzの値の適切値が採用されます。位相雑音の測定は、非常にセンシティブであり測定器や測定の誤差があります。表記の位相雑音値は絶対値ではなく測定の誤差を含みます。表記された位相雑音値は、弊社の同一条件によって計測された値であり、製品のグレード分けの指標です。
アラン分散の短期安定度の値は、国際標準で明確に定められていないため各校正機関の間で大きな誤差が出る場合があります。上記の選別値は弊社の校正機器での値とさせていただきます。
・各ＯＰグレードには、ホログラム付きの「ＯＰグレード証明書」が必ず添付されます。
中央には改ざん防止シールが貼られます。右端にはホログラムが印刷されます。さらに、本体内部にはOCXOユニットにオプショングレード証明書に記載されたシリアル番号のホログラムシートが貼られます。セカンドユース購入の際は、必ずご確認ください。
使い方
本機の背面にある10MHzクロック出力をＢＮＣケーブルでお使いのオーディオ機器の外部10MHzクロック入力に接続するだけです。あとはオーディオ機器側の設定を外部クロック入力にするように変更して下さい。(自動で切り替わる機器もあります。)
適合するオーディオ製品
"ESOTERIC Grandioso T1,K1X,K1,P1X,P1X,P1,D1X,D1,K-01XD,K-01Xs,K-01X,K-01,K-03XD,K-03Xs,K-03X,K-03,K-05Xs,K-05X,K-05,K-07Xs,K-07X,K-07,,D-02X,D-02,D-05X,D-07X,P-021,P-02X,N-01XD,N-01,N-03T,N-05XD,N-05,G-0,G-0s,G-0Rb,G-02,G-03X,G-25U,TASCAM CG1000 / dCS Vivaldi clock,Paganini clock,Scarlatti Clock / MUTEC iCLOCK,MC-3+,MC-3+USB / Antelope Audio Isochrone OCX HD,OCX-V,OCX,TRINITY,PURE2,ZODIAC PLATINUM,Amari / VMV SMSL D3 / DELA N1-S38 / Phasemation HD-7A / SFORZATO DSP-Vera,DSP-Dorado,DSP-Pavo,DSC-Vera,DSC-Drado,DSC-Grus,DSP-01,DST-01,DSP-03,DSP-05 / TEAC UD-701N,UD-503,UD-505,UD505-X,NT-503,NT-505,NT-505-X,VRDS-701T,VRDS-701,PD-505T / SPEC RMP-X1 / Sound Warrior SWD-CL10 (OCX) / TechDAS D-7,D7i / M2TECH EVO DAC TWO PLUS,HIFACE EVO TWO / CH Precision C1,D1 / Triode TRV-CD6SE/BK / aurender W20,N20,N150 / soulnote D-3,D-2,S-3 / SOtM sMS-200ultra,tX-USBultra,SOtM sNH-10G (いずれも要 マスタークロック入力機能) /GUSTARD U16,U18,R26,A26,X26pro / Singxer SU-2 / iFi Audio Pro iDSD (Signature) / UpTone Audio EtherREGEN / Audio Gd DI-20HE,DI-20,R-7HE (version 2020),R-7 (version 2020)"
他、10MHzクロック入力があるマスタークロックジェネレーター、CDP、DDC、DAC、Audio HUB 等
※お使いになる機器の仕様がご不明の場合は、機種名とともにお問い合わせ下さい。
仕 様
超低位相雑音OCXO搭載 10MHz発振器
付属品 取扱説明書、 試験成績書及び、位相雑音・アラン分散特性グラフ
○別売オプションで、BNCケーブルをご用意いたしております。
出力： 10MHz x 2系統 サイン波
出力レベル： 1.6V p-p (誤差±5% ) 50オーム時
出力インピーダンス： 50オーム / 75オーム切換式
出力GND電位： 本体GND/絶縁 の切り換え可能
外部DC電源： DC13.5V 〜 16V 1A
外部DCプラグ規格： 2.1mm/5.5mm ねじ込み可能
本体サイズ：W141mm x D210mm x H90mm (突起部含む) オプション使用時 H100mm
重量 約 3Kg
○２年間の無償修理保証付き ○国内生産物賠償責任保険加入済み製品
※デザイン・仕様は、改良のため予告なく変更する事があります。
製品型番説明
型番 "UPOCXO-OP21A-2", "UPOCXO-OP20A-2"固有型番
スパイクインシュレーター オプション
スパイクインシュレーター 型番:SPF-01 販売価格 ３個セット￥13,800
メカニックダイオード構造により、接地面からの振動をブロックします。
ネジ経4mmで標準のアルミダイキャストインシュレーターと交換して使えます。
スパイクと台座が一体化しますので、機器の設置や移動に手間がかかりません。
出荷時は、標準のアルミダイキャストインシュレーターが本体に取り付けられて、本オプションは先端破損防止のため同梱されます。簡単に装着可能です。
【KRYNA T-PROP TP-3 M4】の製品です。
( 弊社斡旋品 )
★弊社旧製品は、交換ができない機種がありますのでご注意ください。
サイバーシャフト製 高純度リニア外部電源 オプション
型番LTPW02P キャストパネル付きデザイン 販売価格￥39,600 (税込) 販売中
サイバーシャフトの技術をすべて投入して設計された高純度リニア電源です。
詳細は、【こちら】の製品ページでご覧下さい。
Ｇａｌｌｅｒｙ
画像をクリックすれば大きい写真が見られます。
Ｑ＆Ａ
搭載されるOCXOの位相雑音特性とアラン分散の短期安定度の特性が異なります。他は、すべて同じです。
「OP21A-D/OP21A-D」は、４出力で、本製品「OP21A-2/OP20A-2」は、２出力になります。また、出力レベルのLOW/HIGHの切り換えは出来ません。
超高精度クロック分配器をご用意しております。４又は３出力まで拡張できます。
OCXOですので電源投入後３０分程度で安定します。ただし、高精度発振器は他の物でも同様なのですが数十時間をかけて徐々に本来の特性が出てきます。消費電力も僅かですので、基本的には電源は切らずに常時通電でお使いになられる事をお勧めいたします。
オーディオ用としての用途でしたら経年的に変化する可能性がある周波数値は、ほとんど問題では無いので特に定期的な調整は必要ないと思います。サービスといたしまして、保証期間内でしたら２回までの周波数確度の調整は無償で承っております。(送料はお客様ご負担) 後々の点検には有償となりますが5,500円(送料別)にてアラン分散・位相雑音計測と周波数確度の再校正も承ります。
